こんにちは。今日は、日本にある変わった地名を紹介します。珍地名と呼ばれるこれらの場所は、実際に存在し、ユニークな背景や由来を持っています。それでは、早速見ていきましょう!
珍地名1: 和歌山県のソビエト
最初に紹介するのは、和歌山県西牟婁郡すさみ町にある「ソビエト」です。この無人島の名前は、地元では「ソビエト」と呼ばれていますが、ロシアやソビエトとは全く関係ありません。
その由来には諸説あり、島や岩がそびえ立つ様子から「そびえたつ」が「そびえと」になった、または陸から最も離れているために「外側」と呼ばれたことが転化したとも言われています。大きさは約10m×5m、高さ5m程度で、釣り人には良い釣り場として知られています。
珍地名2: 鳥取県のハワイ
次は鳥取県の「ハワイ」です。かつて「羽合」という町が存在し、現在は合併して湯梨浜町になっています。この町の名前は、鎌倉時代まで遡る由来があり、「伯井田」という地名が訛って「ハワイ」に変わったと考えられています。
また、ここにははわい温泉もあり、泉質は硫酸塩泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛に良いとされています。地名の由来と共に、温泉も楽しめる場所ですね。
珍地名3: 栃木県のおもちゃのまち
栃木県下都賀郡壬生町にある「おもちゃのまち」。これは1960年代におもちゃ工場が集まったことから名付けられました。町名にはおもちゃのまち1丁目から5丁目まであり、観光施設も充実しています。
おもちゃの博物館「おもちゃのまちバンダイミュージアム」では、日本のおもちゃや世界のおもちゃなどが展示されており、年代問わず楽しめる場所です。また、壬生町おもちゃ博物館では子供たちが楽しめるコーナーもたくさんあります。
珍地名4: 三重県の冷蔵庫前
次は三重県北牟婁郡紀北町にある「冷蔵庫前」というバス停の名前です。近くに中口製氷冷蔵という会社があり、地元の人たちはその辺りを「氷会社」と呼んでいましたが、バス停の名前には向いていないということで、冷蔵庫前となったそうです。
このように、少しややこしい由来の地名も存在しますね。
珍地名5: 静岡県の小豆餅
静岡県浜松市中央区には「小豆餅」という地名があります。この名前は、家康が三方ヶ原の戦いで、武田信玄の軍に敗れた際、敗走の途中で近辺にあった茶屋で小豆餅を食べたという伝説に由来しています。意外な歴史がある地名ですね。
珍地名6: 山口県のムカつく半島
山口県には「向津具半島」という名前の場所があります。この名前の由来は、かつて「向国」 「向津」と呼ばれていた地名が変化したためと言われています。さらに、この半島には美しい景色や歴史的な名所も多く、観光スポットとしても知られています。
珍地名7: 長野県の女体入口
長野県駒ケ根市にあるバス停の名前「女体入口」。この名前は、昔、女性が入れない山があったことから、女性が待つ「女待」から名付けられたと言われています。観光地としても有名で、訪れる人々が多い場所です。
珍地名8: 徳島県の裸島
徳島県鳴門市鳴門町の無人島「裸島」も紹介します。これは、江戸時代には「肌赤島」と呼ばれており、ワシにさらわれた赤ちゃんを助けるために母親が岩場を登り、指から出た血により岩が赤く染まったことから名付けられたと言われています。その後、岩場から草が生えなかったため「裸島」と呼ばれるようになったということです。「裸島」と名のついた島は、全国に数か所あります。岩肌が露出している島につけられやすい名前なのかもしれませんね。
珍地名9: 静岡県の金玉落としの谷
静岡県菊川市には「金玉落としの谷」という名称があります。この谷の名前は、横地城跡にあり、かつて横地氏が城主だった時代に行われた訓練に由来しています。訓練では木の玉を落とし、見つけた者には褒賞が与えられるというものでした。「木の玉」が訛って「金玉」になったと言われている。
珍地名10: 北海道の珍小島
最後に紹介するのは、北海道虻田郡の「珍小島」。洞爺湖に浮かんでいる島です。この島は季節によって陸続きになることから珍しい小島、の意味で名付けられたと言われています。小さな島ですが、ユニークな名前が印象的です。
まとめ
日本には、様々なユニークな地名が存在します。これらの珍地名は、それぞれの地域の歴史や文化を反映しており、訪れる際にはその背景を知るとより楽しめるかもしれません。